中国で韓国人がスパイ容疑で初めて逮捕され、改正反スパイ法が影響。家族は健康問題を訴え、韓国政府は早急な対応が求められている。
要約すると中国で韓国人がスパイ容疑で逮捕された事件が報じられた。
この逮捕は、昨年7月に施行された改正反スパイ法に基づくもので、韓国人が拘束されるのはこれが初めて。
逮捕されたのは50代のAさんで、彼は安徽省合肥市に住み、半導体関連の企業で働きながら家族と共に生活していた。
昨年12月、国家安全局の捜査官によって自宅から連行され、約5ヶ月間にわたり隔離されて取り調べを受けた。
Aさんは今年5月26日から拘置施設に移され、持病の糖尿病の治療が受けられない状況にあると家族は訴えている。
Aさんはサムスン電子の半導体部門出身で、中国の半導体企業で数年間勤務していたが、最近は個人事業を行っていた。
国家安全局は、彼が以前勤務していた企業から韓国に情報を漏らしたと疑っているが、Aさん側はそのような権限はなかったと反論している。
改正反スパイ法ではスパイ行為の定義が曖昧になり、Aさんが実刑を受けた場合、韓国人として初めてこの法律に基づいて処罰されることになる。
外交筋によれば、韓国人がこの法律で処罰された例は過去になく、裁判が長引く可能性もあるため、韓国政府は早急に交渉を進める必要があるとの声が上がっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/29b143e18775744af5d5140e34ab19bfdfda8355