藤津亮太が『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の魅力を分析。作品の過去作との関連性や、ガンダム論についての考察が展開され、今後の展開に期待が寄せられている。
この作品は、TVシリーズ放送前に劇場用に再構築されたもので、物語の序盤を描いているが、非常に刺激的な導入がなされている。
藤津氏は、この作品との対話を深めるために、作り手たちの過去の作品やシリーズ内の関連性を探る補助線を引くことの重要性を強調している。
まず、鶴巻和哉監督と榎戸洋司が手掛けた『トップをねらえ2!』との関連性が挙げられ、特にキャラクター間の関係や物語の構造に共通点が見られると指摘されている。
また、続編としての『GQuuuuuuX』が前作のテーマをどのように受け継ぎ、変奏していくのかが重要な視点であると述べられている。
さらに、庵野秀明が『トップをねらえ2!』の第4話を担当したことに触れ、物語の転換点としての役割や、キャラクターの成長が描かれていることも言及されている。
藤津氏は、作品がどのように「ガンダム」というテーマと向き合うのかについても考察し、特に『機動新世紀ガンダムX』との関連性を挙げている。
この作品は「ガンダムによるガンダム論」を強く持つ作品であり、物語がどのように「ガンダムという呪縛」を扱うのかが興味深いと述べられている。
最終的に、藤津氏は『GQuuuuuuX』がどのような形で進化していくのか、今後の展開に期待を寄せている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/369fbb0d69865b5a4cb07ce596b29102b7cbb2a5
コメントでは、「Gundam GQuuuuuuX」の魅力や未来展望について、多くの意見が寄せられていました。
特に、鶴巻監督がどのように「ガンダムという呪縛」と向き合うのかが注目されていたようです。
初代ガンダム三部作の興業収入を越えることが、作品の成功を客観的に判断する一つの指標として挙げられ、視聴率や作品評価の変化についても意見が交わされていました。
特に、ノスタルジーが作品の魅力の源泉であるとの指摘があり、SEEDが機動戦士ガンダムを上回ったことも、世代を越えたノスタルジーの影響とされていました。
ジークアクスは、ガンダム年表の上に現代劇を置き換えることで、日常への感情移入を可能にしたと評価されていました。
さらに、ニュータイプ論に対するファンの好みや、富野監督の自制が宇宙世紀シリーズの延命に寄与したとの意見もありました。
物語のテーマや基本構想については、庵野監督が方向性を決めたとの見解が示され、鶴巻監督がやりたかったのはヤマトであったのではないかとの考察もありました。
サンライズ側の柔軟な対応や、庵野脚本の高い解像度についても言及され、全体としてファンの期待や過去の作品との関連性が強調されていました。