国士舘大学の百地教授が選択的夫婦別姓制度の問題点を指摘。子どもの姓の扱いが最大の課題で、通称使用の拡大が急務であると述べた。
最大の問題点は、子どもの姓の扱いにある。
生まれたばかりの子どもには姓の選択権がなく、別姓家庭で生まれた場合、父母の姓とは異なる「親子別姓」が強制されることになる。
現在の法律では、子どもが生まれると14日以内に氏名を届け出る必要があり、夫婦が協議できなければ無戸籍児が生まれるリスクがある。
野党が提案する案では、子どもが生まれるたびに夫婦が姓を決めることになっているが、実際にはこの方法では問題が解決しない可能性が高い。
別姓夫婦が結婚時に子どもの姓を事前に決める案もあるが、決定できなければ婚姻届を出せず、憲法24条に抵触する恐れがある。
野党案では家庭裁判所に判断を求めることが示されているが、正当な判断基準が不明瞭である。
賛成派は過去の最高裁判例を引用し、国会での議論が必要と主張するが、実際には同姓制が合憲とされたものであり、別姓導入を求めたわけではない。
調査によると、通称使用拡大を求める声は5割近くに達する一方で、別姓導入への賛成は約2割に留まっている。
このことは、便宜上の不具合の改善が求められていることを示している。
旧姓の通称使用拡大は別姓制度の「妥協案」として捉えるべきではなく、姓に関する問題を解決するために法整備を進める必要があると百地名誉教授は強調した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/98d59bd50056e5bb257ef515b9af2f14366894cd
選択的夫婦別姓制度に関するコメントは、主に夫婦別姓の必要性やその課題についての意見が多かったです。
特に、子どもの姓の選択権に関する議論が活発に行われていました。
多くのコメントでは、夫婦別姓にした場合でも、子どもの姓をどうするかは重要な問題であり、夫婦同士がしっかり話し合って決めるべきだとされていました。
また、国際結婚カップルの例を挙げ、別姓でも問題がないケースが多いことが指摘されていました。
このような状況から、旧姓使用の拡大や通称の利用が現実的な解決策として提案されていました。
さらに、現行の戸籍制度に則り、子どもの姓をどちらかの姓に統一する案や、双方が新たな姓を名乗る選択肢も提起され、さまざまな意見が交わされていました。
制度の変更には賛否があり、反対意見も存在しましたが、全体としてはより柔軟な姓の選択が求められていたのです。
ネットコメントを一部抜粋
今日本に住んでいる人だって夫婦別姓のカップルはいます。
子供に姓の選択権がないのは夫婦同姓、夫婦別姓どちらも抱える問題だし。
旧姓使用拡大で問題が無いので有れば、戸籍を別姓可にして、普段使いを同姓にしたら良いのでは？
神戸には親と子別姓の家庭の子なんて普通に教室にいるし。
姓を変える側のアイデンティティ喪失、手続き面倒を解消したい希望に添えればと思い別姓賛成派です。