台湾の彰化で行われている「長泰19号演習」は、4000人以上の兵力を動員し、実戦に近い訓練を行う大規模な演習です。M60A3戦車や煙幕を用いた支援が行われ、11月1日まで続く予定ですが、台風の影響で短縮の可能性もあります。
要約すると台湾の彰化で行われている「長泰19号演習」は、中華民国軍の地上部隊による大規模な対抗演習で、28日から始まり、5日間の日程で実施されています。
この演習には、陸軍第6軍団指揮部が主導し、約4000人の兵力が動員されています。
具体的には、中部第10軍団装甲586旅と南部第8軍団機歩333旅が参加し、敵の脅威が高まる中で実戦に近い訓練を行っています。
演習は、7月に実施された「漢光40号」実動演習の精神を引き継ぎ、シナリオを秘匿し、24時間体制での夜間訓練を行うなど、リアルな戦闘環境を模した内容となっています。
特に、586旅が担う守りの役割においては、M60A3戦車6両が迅速に出動し、陸軍36化学兵煙幕営が煙幕を展開して586旅を支援しました。
演習は11月1日まで続く予定ですが、台風21号の接近に伴い、期間が短縮される可能性もあるとのことです。
このような大規模な演習は、台湾における防衛能力の強化を目的としており、地域の安全保障に対する意識の高まりを反映しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/52dd4da25d5de576ad70e056e5e7b8f8df780164