中国代表がブラジル人MFセルジーニョの帰化手続きに問題を抱え、ワールドカップ予選までの時間が迫る中、メディアは苛立ちを示しています。彼の帰化が完了しないと、国内選手としての出場も難しくなります。
北中米ワールドカップ・アジア最終予選が迫る中、日本代表と同じグループCにいる中国代表は、現在最下位に沈んでいますが、3位のインドネシアとは勝点6で並び、2位のオーストラリアとはわずか1ポイント差という状況です。
このため、残りの4試合での戦いが本大会出場の可能性を左右する重要な局面にあります。
そんな中、中国代表に新たな戦力として期待されているのが、ブラジル出身のMFセルジーニョです。
彼は鹿島アントラーズでの活躍が評価され、中国国籍の取得を目指しています。
しかし、最近になって帰化手続きに問題が発生していることが報じられ、中国メディアはこれを「時間との戦い」と表現しています。
北京国安はセルジーニョを国内選手としてプレーさせるために多大な資金とエネルギーを投入しており、彼の帰化が完了しない場合、新シーズンにおいても外国人選手としてしか出場できなくなります。
さらに、帰化手続きが進まないことで、ワールドカップ予選に向けた中国代表への選出も危ぶまれています。
メディアは、セルジーニョの帰化が楽観視されていないと報じており、選手登録期限である2月18日までに帰化が完了しなければ、他の選手たちと同様に外国人選手としての登録が必要になります。
中国のサッカーファンにとって、セルジーニョの帰化は待望の出来事であり、彼の努力が報われることを期待していますが、残された時間は限られているため、今後の展開に注目が集まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/efcbd3f3eb511baad3275eda412b3d31e6f8a6d7
ネットのコメントでは、中国代表の帰化選手問題とワールドカップ予選に関するさまざまな意見が交わされていました。
多くの人々が、帰化選手が中国代表にどのように貢献するのか、またその信頼性について疑問を持っていました。
特に、帰化選手が活躍できなかった場合の冷遇や、国益に反する可能性について懸念が示されていました。
コメントの中には、帰化選手の数が増える一方で、純国産選手の育成が重要であるとの意見もあり、十四億人の人口を持つ中国において、国内選手を育てることが必要だという声が上がっていました。
さらに、帰化選手に対する政治的な思惑や、クラブチーム化が進んでいる現状に対する批判も見受けられました。
特に、帰化選手の存在が中国代表のアイデンティティに影響を与えるのではないかという懸念が強調され、愛国心の薄さが指摘されることもありました。
また、帰化政策そのものに対する疑問や、選手が自国での育成に力を入れるべきだとの意見も多く、帰化に頼ることのリスクが語られていました。
全体として、帰化選手問題は中国サッカーの未来に対する深刻な議論を呼び起こしていたことが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
中国の記事、特に「捜狐」を読むときは注意が必要です。
帰化にもチャイナリスクはありそうだし、国益にならないと見做された時の手の平返しが怖い。
バドミントンや卓球、機械体操系の選手は次々と出てくるのに、サッカーは一筋縄にはいかないみたいだね。
正直帰化しても中国代表は強くならないだろうね。
帰化に頼る中国サッカーも終わりだな。