日鉄がUSスチールの買収計画を巡り、トランプ大統領との会談を控え、阻止命令の撤回を期待。投資評価の真意が焦点に。
トランプ米大統領が7日の日米首脳会談後の記者会見で、これまで反対していた計画を「巨額の投資」として容認する意向を示し、日鉄首脳と来週にも会談する考えを表明した。
この会談の結果次第では、暗礁に乗り上げていた買収計画が再び動き出す可能性がある。
特に注目されるのは、トランプ氏が「買収ではなく投資」と発言したことの真意である。
日鉄は、USスチールの完全子会社化に強いこだわりを持っており、発言が日鉄の出資比率の抑制など、買収の枠組みの変更を求めるものであれば受け入れが難しいと考えられる。
一方で、日鉄はこれまで、バイデン政権や全米鉄鋼労働組合(USW)に対して、USスチールの製鉄所の設備更新や従業員への臨時ボーナス支給など、米国内の雇用に寄与する提案を行ってきた。
トランプ氏の発言が約2兆円の巨額買収を投資として評価するものか、対米投資のさらなる上積みを約束するものかによって、日鉄は新たな提案を示す余地が生まれる。
日鉄は、トランプ氏の発言について「コメントできない」としつつも、日本政府と意見交換を行っていたとされ、追加投資のカードを検討している可能性が高い。
日鉄は、バイデン氏による阻止命令の無効を求めて米裁判所に提訴しているが、裁判の長期化が懸念されている。
トランプ氏との会談が阻止命令の撤回につながれば、計画が大きく前進することが期待される。
しかし、USWのマッコール会長は、日鉄の計画に対する懸念を示しており、反対勢力の影響がトランプ氏の判断にどう作用するかは不透明で、計画の行方は依然として予断を許さない状況である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7124c96d4ac235ad63edb0ae1c7d32913b333e6b
コメントの内容は、日鉄のUSスチール買収に関するさまざまな視点を提供していました。
多くのコメントが、トランプ大統領との会談が日鉄にとってどのような影響を及ぼすのかに注目し、特に彼の立場や意向が重要であると指摘していました。
例えば、トランプ大統領が買収を承認するためには、USスチールへの投資や雇用の増加を具体的に示す必要があるという意見がありました。
また、関税問題が未解決であることに対する懸念も示され、交渉が難航する可能性があることが示唆されました。
さらに、日鉄がUSスチールを買収することで、鉄鋼業界での影響力を強化しようとする意図があると考えられましたが、現状では経営権を確保することが難しいとの見方もありました。
全体として、日鉄の買収戦略に対する期待と不安が入り混じった意見が多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
日鉄と仕事で付き合ったことがあるが こっちがお客にもかかわらず 上から目線のやってやる 的なスタンスだったように感じました。
トランプに対しては金があるから買収するじゃなく てどれだけ USスチール に投資して雇用を増やすのかを言わないと説得できないでしょう。
日鉄の交渉の敵対相手が、USスチールを解体して大儲けしようと目論んでいる勢力だとすると、トランプ大統領はそこには中立なのかどうか。
事実上買収という名の投資だろうな。
あのブラジリアンの反応を見たいです。