LINEヤフーの出澤社長が生成AIの導入を進め、2025年にはAIエージェントの開発を目指す。ユーザー体験向上や社内業務の効率化を図りつつ、C2C向けのサービスを強化。大規模なユーザープールを活かし、国内外で新たな価値を創出する計画。
特に2025年に向けて注目されるのは、AIエージェントの開発であり、ユーザーの買い物や予約などのアクションを代行することを目指している。
出澤社長は、Yahoo!知恵袋やYahoo!検索などのサービスで生成AIを活用し、顧客体験や生産性向上を図っていると説明。
社内業務においても、生成AIを用いたメール返信やプログラミング支援が進行中で、今後もこの取り組みを加速させる意向を示した。
さらに、LINEユーザーやYahoo!、PayPayの大規模なユーザープールを活かし、AIエージェントを国内向けに開発し、ユーザーの悩みを解決する手段を提供する計画だ。
出澤社長は、C2C向けのAIエージェントに注力し、例えばZOZOやYahoo!トラベルなどでの活用を考えている。
また、LINEヤフーの強みは、9700万人のユーザー数だけでなく、ユーザー同士のつながりを活かした点にあると強調。
生成AIにおいては、検索型とチャット型の二つのインターフェースを持つことがユニークな特徴であると述べた。
さらに、ソフトバンクグループとのシナジーを活かし、生成AIに関する相談や協業が可能であることも強みとして挙げた。
海外展開については、台湾やタイでのプラットフォーム戦略を進めており、特に台湾では金融事業が好調で、LINE Payのシェアが高まっている。
これにより、LINEヤフーは生成AIを通じて新たな価値を創出し、国内外での競争力を高めていく考えだ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/06a9935a4a671fe67682b2ba125bf2e7049dc431