コロンビアのペトロ大統領がコカインはウイスキーと同等と発言し、合法化を提案。コカイン密輸の撲滅に苦しむ中、彼は合法化が密輸崩壊に繋がる可能性を示唆しました。
彼は、コロンビアが世界最大のコカイン生産国であることを背景に、コカインの違法性は中南米での生産に起因していると指摘し、科学的な分析に基づく主張を展開しました。
ペトロ大統領は、コカインを酒類のように合法化することで、密輸問題に対抗できる可能性があると述べ、合法化が進めばコカイン産業が崩壊するかもしれないと示唆しました。
彼の発言は、コロンビア国内でのコカの葉栽培が前年比で10%増加し、コカインの生産量が過去最高の2600トンを超えたという背景にあります。
ペトロ大統領は、合成麻薬フェンタニルとの違いも強調し、フェンタニルが北米の多国籍企業によって製造されており、コロンビア産のコカインとは異なると述べました。
国連によると、コカインは世界で4番目に多く消費されている薬物であり、多くの国で違法とされていますが、一部の国では少量の所持が合法化されています。
一方、コカイン使用は医学的な合併症を引き起こす恐れがあり、過剰摂取や強迫的な使用のリスクも伴います。
ペトロ大統領の発言は、コカインに対する社会的な見方や政策に新たな議論を呼び起こすことが期待されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5727493105abe3f77a1c7552e611bda0fd146f9a
コロンビア大統領のコカイン合法化提案に対するネットのコメントは、多様な意見が寄せられました。
まず、麻薬の密輸と密売を撲滅するために合法化するべきだという意見があり、特に大麻の合法化が進んでいる現状を引き合いに出し、規制を設けた上での合法化が解決策になるとの主張がありました。
また、米国の歴史的な禁酒法の例を挙げ、原理主義が行き過ぎることの危険性についても言及されました。
コカインの価格が高いため、一般国民には手が届かないかもしれないとの見解も見られました。
さらに、アルコールとの比較が行われ、コカインがアルコールと同様の常習性を持つかどうかについての議論もありました。
中には、コカインの合法化が労働力低下や犯罪率の増加を引き起こすとの懸念を示すコメントもあり、薬物肯定の意見に対しては否定的な意見が多かったです。
他にも、コカインやアルコールの健康への影響や、国益のために発信しているのではないかとの意見もありました。
全体として、コカイン合法化の提案に対する懸念や疑問、さらには歴史的な背景に基づく意見が多く見られました。