中国当局が韓国人をスパイ容疑で逮捕。改正反スパイ法施行後初の事例で、国家安全に関する情報漏洩が疑われている。
この逮捕は、昨年7月に施行された改正反スパイ法に基づくもので、韓国国民が同法違反で拘束されるのは初めてのケースとなる。
逮捕されたのは50代の韓国人男性で、安徽省合肥市に住んでいた。
中国外務省の林剣報道官は、法治国家として違法犯罪活動を取り締まる一方で、当事者の合法的な権利を保障することを強調したが、具体的な容疑内容は明らかにされなかった。
韓国メディアによると、この男性はサムスン電子の半導体部門での勤務経験があり、最近は個人事業を行っていた。
中国当局は、彼が半導体関連の情報を韓国に漏らした疑いで捜査を進めている。
中国の反スパイ法は2014年に施行され、昨年の改正により、国家機密に加え、国家の安全や利益に関わる情報の提供や窃取も対象となった。
しかし、国家安全の定義が不明確であるため、在中外国人は中国当局による恣意的な摘発や拘束を懸念している。
この法律に関連して、日本人も相次いで拘束されており、昨年3月にはアステラス製薬の日本人社員が北京市で逮捕され、起訴される事態となっている。
これにより、国際的な人権やビジネス環境への影響が懸念されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a04f9de1e328dff510f728694605e225485ced20
中国で韓国人がスパイ容疑で逮捕された事件について、ネット上では様々な意見が交わされました。
多くのコメントでは、中国の法治体制に対する疑問が強調されていました。
あるコメントでは、中国が法治国家であると主張しながらも、実際には共産党の権力の下で言論や情報が制限されている点が指摘されました。
また、外国人に対するスパイ容疑の裁判が非公開で行われることから、法の適正が保証されていないとの意見もありました。
さらに、中国が自国に都合の良い法を適用しているとする批判もありました。
加えて、中国への渡航に対する懸念も広がり、無実のスパイ容疑で拘束されるリスクがあるため、旅行を控えるべきとの声が上がっていました。
全体として、スパイ活動が盛んである中国において、情報の流出や技術の盗用に対する警戒感が高まっていることが伺えました。