山形大学の東日本重粒子センターが、月探査プロジェクト「アルテミス計画」に参加し、JAXAと共同で放射線測定器を開発することが決定。2025年度まで研究が続く予定。
要約すると月探査プロジェクト「アルテミス計画」に、山形大学医学部東日本重粒子センターが参加することが発表された。
この国際プロジェクトは、アメリカを中心に日本も参加し、月面探査や将来的な火星への有人着陸を目指している。
重粒子センターは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、有人宇宙ステーションに搭載する「放射線測定器」の研究開発を行うことになった。
岩井岳夫センター長は、アルテミス計画が「壮大な人類のプロジェクト」であることに意義を感じており、参加を通じて人類の宇宙探査に貢献できることを強調した。
宇宙空間には地上とは異なる放射線が存在しており、宇宙探査においては人間がどれだけ耐えられるかの把握が重要な課題となる。
重粒子センターでは、国内他施設よりもエネルギー設定が細かくできる治療装置を用いて、宇宙での放射線の正確な計測に向けた試験を行う。
永松愛子参事は、放射線環境を測定することが放射線の軽減や防護、さらには宇宙研究に直結する重要な技術であると述べている。
共同研究の試験は2月中旬から始まり、2025年度まで継続される予定である。
これにより、山形の技術が人類の壮大な挑戦に貢献することが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2d5ab09e481d33ffecabb8bd69c91a4f82cd9537