アドビがPDF文書と会話できる「Acrobat AIアシスタント」の日本語版を提供。文書の要約や質問に答える機能を備え、業務効率を向上させる。
この新しい機能は、PDFやWord、PowerPointなどのドキュメントに対して、テキストや音声で質問を行い、その内容を要約したり、必要な情報を抽出することが可能です。
特に、長文の資料やプレゼンテーションから必要な情報を効率的に見つけ出す手助けをします。
Acrobat AIアシスタントは、文書を分析し、質問に対して答えるだけでなく、要約を作成したり、具体的な質問に対して根拠を示しながら回答する機能も備えています。
たとえば、イベント案内において登壇者情報を尋ねると、その人の役職や経歴に関する質問を予測して提示することができます。
また、見つけた情報をメールやプレゼンテーション、Slackメッセージの形式で生成することも可能です。
Adobeによると、Acrobat AIアシスタントの利点は、文書内の情報のみを要約するため、AIが不正確な内容を生成するリスクが低く、回答の根拠を明示できる点です。
さらに、顧客データを尊重し、読ませた内容が無断でサーバに保存されたりトレーニングに使用されることはありません。
利用はデスクトップ版やモバイルアプリ、ウェブアプリから可能で、使用するたびにクレジットを消費する仕組みです。
価格は月680円からで、年間契約や月々プランが選べます。
Acrobat AIアシスタントは、Adobe Acrobatのサブスクリプションには含まれておらず、別途支払いが必要です。
実際の使用では、ビジネスプレゼンや取扱説明書などを読み込ませた結果、具体的な質問に対して正確な回答が得られ、情報の検証も容易になりました。
アドビは、この機能に関する無料ウェビナーを3月13日に開催予定で、業務効率の向上を目指すユーザーにとって大きな助けとなるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f84ae7bb5c654a7ebe126108ef1f029774f3b1dd