北朝鮮が航空ホットライン断絶を試みる中、韓国政府はその維持を主張し続けている。南北関係の緊張が高まる中、航空安全が懸念されている。
要約すると北朝鮮が昨年、南北間の航空ホットラインを断絶しようとしたことが明らかになった。
これは、北朝鮮が国連傘下の国際民間航空機関（ICAO）に対し、2025年から南北航空管制網の直通電話を運営しない意向を示したためである。
これに対し、韓国政府はICAOとの協力を通じて直通電話の維持が必要だとし、結果としてこのホットラインは正常に運営され続けている。
南北航空管制網は1997年に開通し、その後も関係の変化にかかわらず一度も断絶したことがなかったため、北朝鮮の今回の動きは異例とされている。
北朝鮮は2023年末に「南北は敵対的な二つの国家関係」と宣言し、京義線と東海線の南北連結道路を爆破するなど、様々な断絶措置を講じている。
韓国の統一部は、航空管制網の直通電話が安全な航空運航支援と南北間の合意遵守のために維持されるべきだとし、航空の安全に問題がないよう関連機関間で緊密に協議し対応することを明らかにした。
ICAOは国際民間航空の安全と秩序を確立するために設立された国連傘下の専門機関であり、韓国と北朝鮮は共に加盟している。
南北間では航空機の往来はないが、過去にはアシアナ航空のチャーター機が北朝鮮の飛行場を行き来したこともある。
北朝鮮の最近の行動は、敵対的な国家関係を強調するものであり、国際的な航空安全にも影響を与える可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/32e37c9a00b59ef41135df306f83dccc18a7bd4f