九電みらいエナジーが五島沖に1100kWの潮流発電機を設置し、脱炭素化を目指す実証実験を開始。新機能で発電量増加を図る。
要約すると九電みらいエナジーは、2025年2月4日に長崎県五島市の奈留島と久賀島の間に位置する奈留瀬戸で、1100kW規模の大型潮流発電機の設置を開始することを発表した。
この発電機は、環境省の「潮流発電による地域の脱炭素モデル構築事業」の一環として、国内初の商用スケールの潮流発電機の実証試験を行うものである。
前回の環境省事業で使用された500kWの潮流発電機から改造され、発電量を増やすための新たな機能が追加された。
具体的には、潮の向きに応じて発電機の向きを変えるヨー制御機能と、流速に応じて羽の傾斜を変えるピッチ制御機能が導入された。
これにより、ローター直径は18.4m、定格流速は2.7m/sで、最高出力は1100kWに達することが期待されている。
設置工事は2月中に完了する予定で、以降約1年間にわたって実証運転が行われる。
発電機は五島市の電力系統に接続され、商用に近い形での実証が行われるが、運転終了後には撤去され、機器は回収される計画だ。
このプロジェクトは、地域の脱炭素化を進めるための重要なステップとなると考えられている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/929821d8bcda78eb03c150ba6faaada2f944d497