韓国の裁判所が北朝鮮に損害賠償を命じ、注目される判決の背景とは
要約すると2021年、韓国のソウル中央地裁は、北朝鮮軍に射殺された韓国の男性公務員の遺族が北朝鮮を相手取って起こした損害賠償請求訴訟において、北朝鮮に対して2億ウォン(約2130万円)の支払いを命じる判決を下しました。
この事件は、2020年9月に発生し、男性は黄海の北朝鮮側で北朝鮮軍によって射殺され、遺体は燃やされたとされています。
遺族は2022年4月に、男性の息子と娘にそれぞれ1億ウォンの賠償を求めて訴訟を起こしました。
昨年6月には裁判所が訴えを却下しましたが、遺族の抗告により一審が再開されました。
判決が確定しても、北朝鮮に対する賠償請求は現実的には難しいため、今回の判決は国が違法行為の責任を認めた象徴的な意味合いを持っています。
また、遺族は文在寅前政権時の青瓦台や国防部を相手に情報公開請求訴訟を起こし、一部勝訴しています。
このように、韓国国内での判決が北朝鮮との関係に与える影響は注目されており、今後の展開が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b6381073a28a11530033e0e2d2fde33204335280