NECは2024年度上期の業績を発表し、増収増益を達成。ITサービスと社会インフラが好調で、年間目標の達成に向けて順調な進捗を見せている。また、NECネッツエスアイの完全子会社化や生成AIサービスの提供を通じて、DX需要に対応したビジネス強化を目指す。
特に、調整後営業利益は同33.2%増の610億円、Non-GAAP営業利益は同40.6%増の648億円、当期純利益は同4.2%増の134億円と、全体的に増益を記録した。
NECの森田隆之社長兼CEOは、非連結化の影響を除くと、売上収益は前年同期比3.5%増であり、ITサービスと社会インフラのセグメントが共に増収増益を達成したと述べた。
ITサービスの売上収益は前年同期比5.6%増の8906億円、社会インフラの売上収益は2.0%増の4853億円となり、特にテレコムサービスは調整後営業利益が改善した。
2024年度の通期業績見通しは据え置き、売上収益は前年比3.1%減の3兆3700億円を見込んでいるが、調整後営業利益は同14.1%増の2550億円を計画している。
また、NECはNECネッツエスアイの完全子会社化を進め、全国の自治体や中堅中小企業向けにITおよびネットワークを統合したDXソリューションを提供する計画を発表した。
さらに、生成AIを活用した新たなサービスの提供も開始し、収益性の向上を目指している。
NECは、グループ全体のシナジーを活かし、事業再編や成長投資を通じて、DX需要に対応したビジネスを強化していく方針を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/75e873055c55125abe5a58a5bd424c7eabb6436e