ルイ・ヴィトン、韓国デパートに代購リベート停止要請

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ルイ・ヴィトンが韓国のデパートに中国の代購へのリベート停止を要請。ブランド価値を守るための強い措置が取られた。

要約すると世界最大の高級ブランド企業であるモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)は、韓国の主要デパートに対し、中国の「代購」(タイコウ、代理購入業者)に渡すリベートを停止するよう要請しました。

これは、中国の代購業者が韓国でルイ・ヴィトンなどの製品を低価格で購入し、中国に転売する事例が増加し、ブランドの価値が損なわれる懸念から来ています。

LVMHは今月初め、新世界デパートなどに文書を送り、「ルイ・ヴィトンを外国人購入者へのリベート返還の対象から外してほしい」と伝えました。

韓国のデパートは、外国人の大口顧客に対し、購入額の約6%をリベートとして返還する制度を導入していますが、最近では中国の代購がこの制度を利用して利益を上げる傾向が強まっています。

代購は、韓国と中国の価格差を利用し、ルイ・ヴィトンの製品や韓国限定モデルを大量に購入し、中国で高値で転売することで利益を得ています。

特に、韓国のデパートで販売される商品は偽物の心配が少ないため、代購はプレミアムを上乗せして販売することが可能です。

LVMHの措置により、代購への販売が事実上禁止されることとなり、ブランドの価値を守るための強い意志が示されました。

LVMHのベルナール・アルノー会長は、過去に一部の取引先がコロナ禍においてリセラーに割引価格で商品を販売していたことがブランドイメージに悪影響を及ぼすと警告しており、代購への強い拒否感を表明しています。

また、LVMHの業績が回復していることも背景にあり、代購への販売による売り上げがもはや必要ないとされています。

2023年第3四半期には前年同期比で3%減少した売り上げが、第4四半期には1%増加し、業績の回復が見られています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cb8371a27a42305bf786d6abd3eca15fcb7f4caa

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