SCSKがCatoクラウド向けの日本語AIチャットボットを開発し、問い合わせ対応の効率を大幅に向上させました。
要約すると2023年10月14日、SCSK株式会社はイスラエルのCato Networksが提供するSASEソリューション「Catoクラウド」に特化した日本語AIチャットボットを独自に開発し、提供を開始したと発表しました。
「Catoクラウド」は、WANの最適化やセキュリティ機能を統合したクラウド型プラットフォームであり、SCSKは2019年からこのサービスのライセンス提供を行っています。
これまで、SCSKは日本語のマニュアルやFAQサイト、サポート窓口を通じて利用者をサポートしてきましたが、Cato Networksが提供するマニュアルやドキュメントが英語のみであるため、情報を探し出すのが難しいという声が多く寄せられていました。
そこで、SCSKはAIチャットボットを開発し、ユーザーが日本語で質問を行い、Catoクラウドに関連する情報を得ることができるようにしました。
このチャットボットは、日本語での質問に対して、CatoクラウドのマニュアルやSCSKが独自に制作したコンテンツを基に回答を行います。
また、情報ソースは英語と日本語の切り替えが可能で、参照リンクを提供することで、正確な情報を確認できるようにしています。
提供開始前に9社でテストを行った結果、SCSKのサポート窓口への問い合わせの約30%がAIチャットボットで解決可能であり、ドキュメント検索の時間を約70%削減できたとのことです。
この新しい取り組みにより、Catoクラウドの利用者はより迅速かつ効率的に情報を得ることができるようになります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5a9474ba2ff2ad53125935b885c43bacfc42a205