バイビットがフランスの金融市場庁のブラックリストから削除され、合法的に営業再開が可能に。CEOは2年以上の協力を強調し、今後はMiCAライセンス取得を目指す。
要約すると海外の暗号資産取引所バイビット(Bybit)が、フランス金融市場庁(AMF)のブラックリストから正式に削除され、フランスでの営業が再開される見込みとなった。
この情報は、バイビットのCEOベン・チョウ氏が2月14日にX(旧Twitter)で報告したもので、あたらしい経済編集部がAMFの公式サイトで確認したところ、確かにバイビットがブラックリストから削除されていることが確認された。
これにより、バイビットはAMFの警告対象ではなくなり、フランスにおけるサービス運営が合法的に行える状況になった。
チョウ氏は、2年以上にわたるフランスの規制当局との協力と改善努力の結果、このような状況に至ったと述べている。
今後の目標として、EU全域で施行された暗号資産市場規制法(MiCA)ライセンスの取得を目指すとし、すでに他の取引所が事前認可を取得していることにも言及した。
なお、バイビットは2024年12月17日をもって、フランス国民および居住者向けのサービスを完全に停止することを発表しており、その理由としてフランスの規制当局による最近の規制動向や、取引所に対する制限措置の継続を挙げている。
AMFは2024年5月にバイビットをブラックリストに登録し、フランスの個人投資家に対して警告を出していたが、これによりバイビットは再びフランス市場において活動を再開できる状況となった。
これまでの経緯を踏まえ、バイビットのフランスにおける今後の動向が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f035dd1e2b15f160867fe5cc1228a08b59b42285