サンテレビの「ニュース×情報 キャッチ+」に関するBPOの調査結果が発表され、放送倫理上の問題はないとの判断が下されるも、4人が少数意見を示し、今後の人権配慮を求められる結果となった。
要約すると2023年9月26日と27日に放送されたサンテレビの夕方ニュース番組「ニュース×情報 キャッチ+」に関するBPO(放送倫理・番組向上機構)の調査報告が発表された。
この番組では、兵庫県の地方自治体が出店したアンテナショップに関連して、元課長が不正行為を行っていたという内容の調査報道が行われた。
しかし、元課長はこの放送が虚偽であり名誉を毀損されたと申し立てていた。
BPOはこの申立てに対し、24年4月に審査入りを決定し、その後の審査を経て、委員会は「主たる対象となる申立人への取材が行われていたため、放送倫理上の問題はない」と結論づけた。
しかし、委員会の9人の審査員のうち4人が少数意見を示し、X氏とその勤務先の広告代理店への取材が行われていないことについて「人権侵害」との反対意見が付記された。
BPOは、これらの反対意見を考慮し、サンテレビに対して今後は人権に配慮した番組制作を行うよう要望した。
この一連の経緯は、放送倫理や報道の自由の重要性を再認識させるものであり、メディアがどのように情報を扱うかについての議論を呼ぶことが予想される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f340548152a434eb2a12ece4b69180361abf144e