中国のAI「ディープシーク」が個人情報処理方針を改正したが、依然としてプライバシー懸念が残る。法執行機関への情報提供の可能性も指摘されている。
韓国の中央日報が18日に報じたところによると、専門家たちが14日に改正された個人情報政策を分析した結果、全体的には改善が見られるものの、依然としてリスクが存在することが指摘された。
新しい個人情報処理方針は3625単語に及び、従来の2420単語から約50%増加した。
特に、データを削除して匿名化する方針が追加された点は評価されているが、法的義務や公益のためにデータを活用する可能性については変更がなかった。
また、緊急時に法執行機関に情報を提供する場合があることも明示されており、これが中国司法当局に情報が流れる可能性を示唆している。
専門家たちは、中国の個人情報保護に対する感度が低いため、こうした文面が懸念されると指摘している。
商業情報に関する部分は削除されたが、収集された情報を研究に利用するという文面が追加されたことで、商業的な研究に使われる可能性も否定できない。
特に、中国政府は企業が収集した情報にアクセスできるため、ユーザーは慎重に使用すべきとされている。
さらに、個人情報保護委員会は、ディープシークのユーザー情報がバイトダンスに渡ったことを確認し、アプリの新規ダウンロードを中断したと報告している。
このように、ディープシークの個人情報保護に関する新たな方針は、ユーザーのプライバシーに対する懸念を引き続き呼び起こすものであり、国際的な注目を集めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d8caf3fe10c5448d73c9b45d02e024d9024f7b5d