新AIプロセッサ開発でコスト削減と高効率を実現

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東京大学が新たに開発したAIプロセッサは、開発コストを40分の1に削減し、電力効率も8.4倍向上。新技術により、AIプロセッサの製造が効率化されることが期待されています。

要約すると東京大学の研究グループが新たに開発した「ストラクチャードASIC型AIプロセッサ」は、従来の開発コストを40分の1に削減し、高い電力効率を実現しました。

このプロセッサは、演算回路と配線をあらかじめ実装したベースチップを使用し、VIA配線1層のみで特定のAI処理に適した回路を構成する「ビアプログラマブルニューロンアレイ」技術を採用しています。

従来のAIプロセッサ製造では数十枚のフォトマスクが必要でしたが、この技術によりフォトマスクは1枚で済むため、開発費用を大幅に削減できます。

また、回路と信号配線を時分割で再利用する「ビットニューロン順次回路」技術や、重み係数を16ビットから3値(+1、-1、0)に削減する「関数選択的非線形ニューラルネットワーク」技術も開発され、信号配線本数を1024分の1に減少させることに成功しました。

これにより、10mm²以下の小さな回路面積でAI機能を実装することが可能になりました。

さらに、任意の深層ニューラルネットワークを受け取り、半自動で半導体設計図面に変換する「VIAコンパイル」技術も開発され、設計者の負担軽減とコスト削減に寄与しています。

試作されたチップは、40nmのCMOSプロセスを用いて外形寸法3×3mmで製造され、電源電圧0.5V時に2.2TOPS/Wの電力効率を達成。

これはFPGAに比べて8.4倍高い数値です。

この新技術により、AIプロセッサの製造がより効率的かつ経済的になることが期待されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f3163b4e7d5e704b7f5ed524551fb0a56c68b8aa

ネットのコメント

新AIプロセッサの開発が進み、コスト削減と高効率の実現が期待されたことに対し、ネットのコメントではさまざまな意見が寄せられました。

まず、ASIC(特定用途向け集積回路)に関しては、特定の機能に特化することで計算速度が向上するものの、その性能がどれくらいの期間持続するのかについて疑問が呈されました。

また、動作させるOSがどのようなものになるのかも、今後の展開に影響を与える重要な要素として指摘されました。

さらに、韓国人留学生が日本で半導体研究を行っていることに対しては、競争が激しい韓国の状況を背景に驚きの声が上がり、日本の研究室における日本人学生の少なさも話題となりました。

電力効率の向上についても、多くの意見があり、パソコンの稼働による電力消費がエアコンや電子レンジの使用と同等になってしまう懸念が示されました。

最後に、合理的な工程の簡素化やマスク代の削減が重要であるとの意見もあり、技術の進展に伴うコスト面でのメリットが強調されました。

全体として、技術革新に対する期待と共に、それに伴う課題や注意点が多くのコメントに反映されていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • ASICだから特定の機能特化なので、今回早くなる計算がいつまで使えるかですね。

  • 韓国人留学生が日本で半導体研究してるの?まあ、向こうは席もたくさんあるが競争も激しすぎるということか。

  • 結局電力効率を上げないとパソコンの台数だけエアコンや電子レンジにDe’Longhiヒータまで年中無休で稼働しているようなもの。

  • 合理的。

    こう言う工程簡素化とマスク代も馬鹿になりませんよね。

  • ゲートアレイ方式ASICの一種になるのかな?

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