第37回東京国際映画祭で、福永壮志監督がドキュメンタリー映画「アイヌプリ」のQ&Aに出演。アイヌ文化の重要性を語り、感謝の精神を強調した。
要約すると第37回東京国際映画祭で上映されたドキュメンタリー映画「アイヌプリ」のQ&Aセッションが10月29日に行われ、監督兼プロデューサーの福永壮志氏と音楽を担当したOKI氏が登壇した。
映画は、北海道の白糠町に住む天内重樹一家の日常を描いており、彼らがアイヌ文化をどのように実践し、子どもたちに伝えているのかに迫る内容となっている。
特に、祖先から受け継がれた鮭漁の技術や文化の重要性が強調されている。
福永監督は、天内親子と共にレッドカーペットを歩いた際の感慨を語り、「シゲさんと基輝くんと一緒に歩くことに意味があった」と述べた。
一方、OKI氏は映画を観た感想として、自身の文化を再確認できたとし、アイヌ文化の重要性を再認識したと語った。
Q&Aでは、アイヌの文化における感謝の精神に感動した観客が多かった。
福永監督は、現代社会において命の重みを感じにくくなっていることを指摘し、映画内で鹿の解体シーンを丁寧に描いた理由を説明した。
監督は、今後も人間をきちんと描くことを心がけ、偏見を助長しない作品作りを目指していると強調した。
OKI氏は、アイヌ文化が注目される中で、福永監督との信頼関係に基づいた作品作りの重要性を語り、「アイヌプリ」はアイヌ文化を描いたドキュメンタリー映画の中で最高の作品だと称賛した。
福永監督は、シゲさん一家との出会いを「人生の宝物」と表現し、映画を通じてその思いを共有できることに感謝の意を示した。
映画祭は11月6日まで開催される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dd5c2f6c5032c9ad1af36479df9ebd8fd16708c6