イーサリアム財団が「Open Intent Framework」を発表。クロスチェーンでのユーザーの意図を効率的に伝える新しいフレームワークで、開発者のアプリ構築をサポートします。
要約するとイーサリアム財団は、2023年2月20日に「Open Intent Framework」という新しいオープンソースのフレームワークを発表しました。
このフレームワークは、クロスチェーンでのインテント(ユーザーの意図)伝達を効率的に行うために設計されています。
インテントとは、ユーザーが実行したい取引の「意図」を指し、これを設定することで、ユーザーは取引方法を詳細に指定することなく、自動的に最適な取引経路を選択することが可能になります。
この新しいフレームワークは、ブロックチェーン間でインテントを標準化して伝達するためのモジュラー型の仕組みを提供します。
開発者にとっては、インフラを整備することなくインテントを用いたアプリケーションを構築できる利点があります。
すでに30以上のチームがこのフレームワークの構築をサポートしており、具体的には「アービトラム」や「オプティミズム」、「オープンツェッペリン」などが参加しています。
フレームワークの稼働はすでに開始されており、今後も新機能の追加が予定されています。
現在、イーサリアムエコシステムでは多くの取引がレイヤー2(L2)ネットワークで行われており、これにより資産が分断され効率が低下しています。
この状況を改善するため、ユーザーがネットワークやプロトコルを意識せずにクロスチェーンスワップを利用できるようにするインテントの重要性が増しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/494be27761567ea531608c2b5c223e8a3f08fbf5