ソニーセミコンが新サービス「Studio」を発表。エッジAI開発の効率化を図り、工数削減を実現。
このサービスは、同社のエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」の上で提供され、AIモデルの最適化を行うものです。
特に、AIカメラなどのエッジデバイス向けのAIモデル開発を大幅に簡素化し、従来数日から数週間を要していたAIモデルの再学習を、最短1日で完了できるようにします。
このような工数削減により、開発コストを抑えることができ、リテールや物流、セキュリティなど、さまざまな分野でのエッジAIの活用が期待されます。
さらに、Studioはユースケースに応じたドメイン適応や物体検知のテンプレートを提供しており、AIモデル開発の専門知識がなくても簡単にモデルを構築できる仕組みです。
加えて、従来の手作業によるデータのラベル付け作業を自動化し、工数を大幅に削減することも実現しています。
特に、ナンバープレート認識や人物検知、視線推定など特定用途向けに最適化されたテンプレートも用意されており、リテール店舗など新商品サイクルが速い業界でも効果を発揮します。
従来のエッジAI開発では、デバイスの計算リソースの制約から、小型かつ高精度なAIモデルが求められ、専門知識が必要でしたが、Studioを利用することで、より多くの開発者がエッジAIの利点を享受できることを目指しています。
SSSはこのサービスを通じて、エッジAI開発の民主化を進め、センシングソリューションの社会実装を加速させる方針です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/60f50aacb336e73a1e4dc534fd88037f3d169bec