日立の2024年度上期業績は減収ながら増益を達成。特にデジタルシステムとグリーンエナジーが好調で、通期見通しも上方修正。成長投資に注力する方針。
要約すると株式会社日立製作所は、2024年度上期(2024年4月~9月)の連結業績を発表し、売上収益は前年同期比8.3%減の4兆5459億円、調整後営業利益は同24.2%増の4047億円と、減収増益を記録しました。
特に日立Astemoを除いた3セクター(デジタルシステム&サービス、グリーンエナジー&モビリティ、コネクティブインダストリーズ)では、売上収益が前年同期比16%増の4兆5459億円、Adjusted EBITAも1327億円増の4924億円と大幅な増収増益を達成しています。
日立のCFO、加藤知巳氏は、国内IT市場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)やモダナイゼーションの影響があったと述べています。
特にLumada事業は前年同期比25%増の7200億円で、全社売上収益の31%を占めています。
Lumadaの内訳では、マネージドサービスが44%増、コネクテッドプロダクトが8%増、システムインテグレーションが25%増と好調です。
また、日立はシンガポールテレコムとの戦略的提携を拡大し、AI導入サポートを強化しているほか、鉄道システム事業でも新たなデジタルソリューションを提供しています。
2024年度通期業績見通しは上方修正され、売上収益は前年比5.9%減の9兆1500億円、Adjusted EBITは同12.7%増の1兆350億円と見込まれています。
日立は2024年度に1兆円の成長投資を計画し、そのうち3000億円を生成AI分野に投資する予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/368365438ba7f591323db4f0619d0754970a61c4