働き方の多様化に伴い、若手社員が求める理想の上司像が調査で明らかに。相談しやすい環境やフィードバックが重要視され、成長を促す関係づくりが求められている。
特に、パワハラが社会問題となり、上司と部下のコミュニケーションに悩む管理職や先輩が多い中、Z世代の若手社員が求める理想の上司像が明らかになった。
株式会社ジェイックが実施した「成長させてくれる上司の特徴」に関するアンケート調査によると、若手社員が上司に求める最も重要な要素は「相談しやすい環境を整えてくれる」であり、86.1%がこれを選択した。
次いで「フィードバックを積極的に提供してくれる」が77.1%と多くの若手社員が上司との相互コミュニケーションを望んでいることが示された。
一方で、「間違っていることを厳しく指摘してくれる」や「キャリアビジョンの達成をサポートしてくれる」といった手厚いサポートを求める声は少なく、過度な支援や放任を避け、適切なフィードバックの重要性が浮き彫りになった。
また、成長させてくれる上司と働くことで、若手社員は「成長・挑戦する気持ちを持ち続けられる」82.5%や「仕事のやりがいや楽しさを感じ続けられる」81.3%といったポジティブな影響を受けることが明らかになった。
ジェイックの取締役は、上司はハラスメントを意識しすぎて関わりを減らすのではなく、業務プロセスを示しながら具体的な行動を伝え、信頼関係を築くことが重要だとアドバイスしている。
このような関係づくりが、若手社員の意欲を高め、社員定着にもつながる可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/65d5a6ab102c6d88966d9a667e25a37c2150689c