パロアルトネットワークスがOTセキュリティソリューションの新機能を発表。Precision AIによる仮想パッチ適用や特権リモートアクセスなど、セキュリティ強化を図る。
特に注目されるのは、Precision AIを活用したリスクベースのガイド付き仮想パッチ適用ソリューションや、特権リモートアクセスを実現するPrisma Access Browser、機械学習を活用した次世代ファイアウォール(NGFW)スイートです。
新しいPrisma Access Browserは、OTセキュリティチームがリモート操作を管理するための強力なツールで、許可されたユーザー(請負業者やパートナーなど)に対し、重要なOTシステムへの安全で迅速なアクセスを提供します。
この機能は、重要なワークフローに対応したジャストインタイムアクセスやセッション記録をサポートし、リモートアクセスの管理を容易にしつつ、ミッションクリティカルな環境を守ることができます。
また、Industrial OT Securityを利用したガイド付き仮想パッチ適用は、セキュリティチームがダウンタイムを最小限に抑えながら重大な脆弱性に迅速に対応できるように設計されています。
Precision AIは、資産インベントリの自動化、リスク評価、脆弱性の優先順位付けを行うことで、定期的なパッチサイクルやメンテナンス期間までパッチ適用が困難なシステムの保護を可能にし、中断を防ぎつつ資産の寿命を延ばします。
さらに、PA-400Rシリーズファイアウォールは、変電所や工場のような過酷な環境に特化して設計されており、DINレールへの設置が容易で、5G接続を備えたモデルもあり、厳しい条件下での産業資産を保護します。
これにより、重要なインフラストラクチャのセキュリティを確保しつつ、コスト削減も実現します。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c9ada12dbe78e23f7a26d626a82b61987773ce4