イーサリアムコミュニティがバイビットのロールバック提案に反発

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バイビットのハッキング後、イーサリアムコミュニティはロールバック提案に強く反発。過去の事例とは異なり、現状では実施が難しいとの見解が示されています。

要約すると2023年2月21日に発生したバイビット(Bybit)のハッキング事件を受けて、イーサリアム(Ethereum)コミュニティ内でロールバック(巻き戻し)を提案する声が上がったが、これに対する批判が強まっている。

提案の発端は、ビットメックス(BitMEX)の共同創設者アーサー・ヘイズ氏の投稿であり、彼はイーサリアムの共同創設者ヴィタリク・ブテリン氏に対して、バイビットを救うためにチェーンを巻き戻すことを提唱した。

この提案は、2016年に行われたイーサリアムのロールバック事例を引き合いに出してのものであるが、イーサリアム財団のティム・ベイコ氏は、現在の状況ではロールバックは不可能であると説明した。

2016年のロールバックは、TheDAOというアプリケーションのバグによる特殊なケースであり、開発者が資金を凍結する機能を実装していたため、ハッキングの影響を軽減できた。

しかし、今回のハッキングでは、マルチシグインターフェースが侵害され、資金がすぐに悪用される状態にあったため、過去のケースとは異なる。

さらに、現在のイーサリアムエコシステムは広範囲にわたっており、ロールバックを行うことで他の取引やチェーンにも影響が出る可能性がある。

オープンソースであるため、ハッカーに気づかれずにロールバックを実施することも困難である。

バイビットのCEOベン・ジュー氏は、イーサリアム財団にロールバックの可能性を確認したことを明らかにし、最終的な決定はコミュニティの意向に基づくべきだと述べている。

このような状況の中で、イーサリアムコミュニティはロールバック提案に対して強く反発している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2696b00243216a258ed90a592ff955fb0119fbbd

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