昨年12月、韓国国会で戒厳解除が決議された後、尹大統領は国防部の高官たちと密談し、法令集を手にする場面が報じられました。緊張感漂う中、キム前国防部長官は沈黙を守り、尹大統領は状況に不満を抱いていた様子が伝えられています。
要約すると昨年12月4日、韓国国会で戒厳解除要求決議案が可決された直後、尹錫悦大統領は合同参謀本部の指揮統制室に向かいました。
大統領が到着したのは午前1時16分で、そこにはキム・ヨンヒョン前国防部長官とパク・アンス前戒厳司令官が集まっていました。
尹大統領は法令集を要求し、キム前長官の補佐官が実務者を通じてそれを手に入れて大統領に渡しました。
この時、尹大統領は「3人だけでいるから、残りは出て行け」と指示し、決心支援室には彼と二人の高官だけが残ることになりました。
パク前司令官はその後の検察の供述で、尹大統領が状況を説明した後に長い沈黙があったと証言し、その時の雰囲気は非常に緊張していたと語りました。
尹大統領は法令集を手にし、キム前長官はうずくまるような姿勢で沈黙していたとされています。
午前1時45分頃、大統領室の秘書陣が到着すると、尹大統領は彼らとともに大統領室へと向かいました。
その後、キム前長官は補佐官に促されて席を立ち、午前2時42分頃に決心支援室を出て大統領室に向かいました。
最終的に、キム前長官は午前3時23分に主要指揮官とのオンライン会議で軍の撤退について初めて言及しました。
この一連の出来事は、韓国政府の危機管理や指導者の対応に対する疑問を呼び起こしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cfdd656311fd7e1e5343475aac685ddd8232ca1e