宗教団体の影響で医療拒否、女児死亡事件の判決

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オーストラリアで女児が医療を受けずに死亡、両親に禁錮14年の判決

要約するとオーストラリアのクイーンズランド州で、2022年に糖尿病の合併症で死亡した8歳の女児、エリザベス・ストルースさんに対し、必要な医療を受けさせなかった両親が過失致死罪で有罪判決を受け、禁錮14年の刑を言い渡された。

女児は2019年に糖尿病と診断されたが、両親は宗教団体の影響を受け、医療行為を拒否。

父親は女児にインスリン治療は不要と宣言し、母親はその治療を止めるよう説得していた。

両親の信仰する宗教団体のメンバーも同様の考えを持ち、女児が亡くなる間、彼らは歌や祈りを捧げていた。

父親は過去に女児を病院に連れて行ったことがあったが、その後、教団の教えに従って治療を中止。

母親は無罪を主張したが、1年6ヶ月の禁錮刑が言い渡された。

母親の仮釈放後、父親は教団に入信し、女児のインスリン治療を止める決断を下した。

女児の死亡の3週間前に仮釈放された母親は、再び治療をやめさせると語っていたが、実際には誰も助けようとはしなかった。

この事件は、宗教の影響がもたらす医療への拒否がどのように悲劇を招くかを示すものとなっている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/87caa84430a395f8d603af916ef9ee3810029837

ネットのコメント

このニュースに寄せられたコメントは、宗教団体の影響で医療を拒否した結果、女児が亡くなった事件に対するさまざまな意見を反映しています。

多くのコメントでは、親の判断が子供の命にどれほど重大な影響を与えるかが語られ、宗教的信念が医療行為を妨げることの危険性が強調されました。

あるコメントでは、親が宗教的な理由で輸血を拒否することが、子供の命を脅かす可能性があると指摘され、法整備の必要性が訴えられました。

また、医療を受けさせることは親の扶養義務に含まれるべきだとの意見もありました。

さらに、宗教がもたらす影響について、過去の事例と同様の悲劇が繰り返されることへの懸念が示されました。

宗教に対する疑問や批判も多く、信仰がもたらす盲信が破滅や混乱を招く元凶であるとの意見もありました。

多くの人が、宗教が子供に対して医療を拒否させることは許されるべきではなく、医療行為を受ける権利が子供にはあると考えているようです。

全体として、宗教団体の影響がもたらす悲劇的な結果を受けて、社会全体での法的な対応や意識の変化が求められていることが伺えました。

ネットコメントを一部抜粋

  • うちの母は常々、宗教的な立場から、子供たちに輸血が必要な事態になっても受けさせないと言っており。

  • 僕も同じ病気にかかっていて、昔に比べて針は細くて短くなっているが、痛覚に当たると体がビクッとなるほど痛い時がある。

  • 適切な医療を受けさせる事は、子供の扶養義務の範囲に含まれるはずだ。

  • 人類はそろそろ宗教からの決別を考える時なのでは。

  • 必要な処置として輸血をしないのも同じ犯罪になると思うが。

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