オーストラリア初の国産ロケット「エリス」、2024年3月に打ち上げ予定

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

オーストラリア初の国産ロケット「エリス」が2024年3月に打ち上げ予定。高度500kmの軌道に215kgの貨物を投入可能な3段式ロケット。宇宙能力向上が期待される。

要約するとオーストラリアのGilmour Space Technologies(ギルモア・スペース・テクノロジーズ)が、同国初の国産ロケット「Eris」(エリス)の打ち上げを現地時間の2024年3月15日以降に予定していると発表しました。

Erisは高さ25メートルの3段式ロケットで、ハイブリッド推進システムを採用しており、最大215kgの貨物を高度500kmの太陽同期軌道(SSO)に投入可能です。

これは、Rocket Labの小型ロケット「Electron」と同じクラスの性能を持つことを意味します。

Erisの試験飛行ミッション「TestFlight 1」は、オーストラリアの民間航空安全庁(CASA)からの認証を受けており、クイーンズランド州北部の自社施設であるボウエン軌道宇宙港から打ち上げを行う予定です。

CEOのAdam Gilmour氏は、軌道への到達は技術的に非常に難しい課題であり、初期の試みで挫折を経験する企業が多いことを指摘しています。

成功したロケット企業の例としてSpaceXを挙げ、彼らも4回目の試みで成功を収めたことを述べています。

Gilmour氏は、打ち上げの各段階で得られるデータが今後のミッションに貢献することを強調し、オーストラリアの宇宙能力を構築することが国の未来にとって重要であると説明しています。

自国のロケットを所有し管理することは、高度な技術職の創出や安全性の向上、経済成長、技術的自立を意味し、定期的に宇宙に打ち上げている国々の仲間入りを果たす可能性があるとしています。

同社は2015年からロケット開発に取り組み、現在は200人以上の従業員を擁しており、人工衛星プラットフォームの開発も行い、宇宙へのアクセスコスト削減を目指しています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5e54576f40f3b963e4018366d4cabecf1d309922

関連URL

2025年最新!オーストラリアのニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。