シートベルトとチャイルドシートの義務化が進む中、未着用の実態が明らかに。子どもの安全確保のための対策が求められています。
日本では2008年に道路交通法が改正され、全席でのシートベルト着用が義務化されましたが、後部座席の着用率は一般道で43.7%、高速道路で78.7%と依然低い状況です。
教習所の元指導員は、一般道では違反点数が加算されないため、義務化が定着しにくいと指摘しています。
さらに、チャイルドシートの使用率は76.0%ですが、適切に使用されていないケースが多く、子どもが安全に乗車できていない状況が浮き彫りになっています。
特に、チャイルドシート不使用者の致死率は適正使用者の約4.2倍であり、子どもの命を守るための使用が必要不可欠です。
道路交通法ではチャイルドシートの着用義務が0~6歳に限定されており、小学生は対象外となっていますが、身長140cmに達するまではジュニアシートの利用が推奨されています。
正しいポジションでの着用が求められ、誤った使い方は逆に危険を伴います。
また、キャンピングカーでも全座席のシートベルト着用が義務付けられており、利用者はこの点を理解しておく必要があります。
運転中の安全を確保するため、同乗者は子どもに対して積極的にシートベルトやチャイルドシートの着用を促すべきです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/77a977c61fcea8deda501ae37a26c1d746193688
シートベルト着用率向上に関するコメントでは、特に子供の安全に対する意識の低さが指摘されていました。
多くの親がシートベルトやチャイルドシートの重要性を理解しておらず、事故時のリスクを軽視している様子が見受けられました。
具体的には、後部座席に子供を座らせる際に、事故時の安全性を考慮せずに「前部座席がクッションになる」と誤解している人が多かったり、乳幼児を「ぎゅっと抱き締めれば大丈夫」と考えている親もいたようです。
また、チャイルドシートの高額な価格が経済的な負担となっていることも指摘され、自治体からの補助がないことが問題視されていました。
さらに、法律に従わない親が多く、シートベルトをつけないことで事故のリスクが高まることへの認識が甘いと感じられました。
このように、シートベルトやチャイルドシートの重要性を理解し、実践することが求められている中で、親たちの意識改革が急務であることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
子供を後部座席に座らせれば、事故時に前部座席がクッションとなると思っている人が多いです。
チャイルドシートって高いんだよね。
走行中に後ろで子供が飛び跳ねてるのが見える車の多い事。
義務を果たさないなら命の補償も含め全て自己責任で事故の際には過失0でも50スタートにすれば良い。
シートベルトの割合=その人をドライバーがどの程度大切に思っているかの割合だよ。