大学生への仕送りやアルバイト負担についての実態を解説。家庭の経済状況を考慮した仕送りの判断が重要です。
特に一人暮らしをする大学生に対して、どの程度の金額を仕送りすべきか、またその負担をアルバイト代から賄ってもらうことが適切かどうか、悩む親も多いでしょう。
本記事では、大学生への仕送りの平均額や、アルバイト代の実情、生活費の内訳について詳しく解説しています。
独立行政法人 日本学生支援機構の「令和4年度 学生生活調査結果」によると、下宿やアパートに住む大学生の家庭からの給付の平均額は136万6900円で、月に換算すると約11万4000円となります。
ただし、これには学費が含まれているため、実際に生活費に充てられる金額は減少します。
学費の平均は105万2000円で、月に換算すると約8万8000円ですので、生活費として残る金額は数万円程度になることが予想されます。
さらに、大学生の生活費の内訳を見てみると、家賃や光熱費を除くと、平均的な生活費は約5万円程度です。
今回のケースでは、家賃が6万円で、その半分をアルバイト代から負担してもらう提案がされていますが、実際には月に約8万円の生活費が必要とされるため、アルバイトで賄うのは少々厳しいかもしれません。
また、奨学金を利用している場合、その分の収入も考慮する必要があり、単純に「家庭からの給付」と「アルバイト代」を足した金額で生活費を賄えるわけではないのです。
このように、大学生への仕送りとアルバイト負担については、家庭の経済状況や子どもの状況を総合的に判断することが求められます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7a7257276129441306ceeb1c238355b821513fa8
大学生の仕送りとアルバイト負担に関するコメントでは、親が子供の学業を優先すべきという意見が多く寄せられました。
多くの親が、経済的な理由から子供にアルバイトをさせることに対して懸念を示し、学業との両立が難しいことを指摘しました。
特に理系や医系の学生は学業が忙しく、アルバイトが学業に影響を及ぼす可能性が高いとされており、親は子供の勉強を支えることが重要だと感じているようです。
また、奨学金を利用することで、将来的な返済を考慮しつつ、必要な学費を確保することが理想的だという意見も見受けられました。
家庭ごとの経済状況や子供の進学先によって、仕送りやアルバイトの必要性は異なるため、入学前にしっかりと話し合いをすることが重要だとする意見もありました。
全体として、親が子供の将来を見据えた支援を行うことが大切であるという共通の認識がありました。
ネットコメントを一部抜粋
早いうちに家の経済状態を話しておいてあげてください。
アルバイトによる留年の損失について説明を受けました。
勉強が大変でバイトもできず、仕送りが必要でした。
家賃6万円の半分をバイト代から負担するのは難しいです。
家庭の事情で学費をバイトで稼ぐ学生もいる。