紀伊半島の高速道路開通は進行中で、地域の発展が期待されるが、工事の難航が課題となっている。
和歌山県側の高速道路は、和歌山市から南端のすさみ町まで繋がっているものの、すさみ南ICから串本、太地にかけては工事が続いており、開通時期も不透明だ。
特に「すさみ南〜串本間」は2025年度の開通が期待されているが、難工事により具体的なスケジュールは示されていない。
紀伊半島全体の交通網は、一般国道42号線と自動車専用道が交互に存在し、三重県熊野市で熊野尾鷲道路に接続するが、依然として不完全な状態である。
地域の住民にとって、高速道路の全線開通は悲願であり、観光地としても注目される南紀エリアの発展に寄与することが期待されている。
紀伊半島は広大な面積を持ちながらも、市街地は限られており、人口も少ない。
特に、田辺市を除くと、熊野市や尾鷲市は人口が2万人を切るなど厳しい状況だ。
しかし、白浜町や串本町、那智勝浦町などの観光地は全国的に知られており、地域の魅力を高めている。
紀州は「木の国」とも称されるように、山が深く、交通インフラの整備は困難を極めてきた。
鉄道の紀勢線の全通も戦後10年以上を要し、その工事の厳しさを物語っている。
現在も多くのトンネルが存在し、高速道路の工事は進行中であるが、住民や観光業者の期待に応えるために早期の開通が望まれている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3993d9b68555759ab64ed9653d8b18d1530037f0
紀伊半島の高速道路開通についてのコメントは、地域の自然環境や過疎化、道路の必要性に関するさまざまな意見が交わされました。
多くの人々が、便利になることは嬉しいが、その一方で美しい自然が失われるのではないかと心配していました。
特に、紀伊半島を「聖地」と考える人々は、開発が進むことでその魅力が損なわれることを懸念していました。
また、過疎化が進む地域において、今さら新しい道路が必要なのか疑問を呈する声もありました。
既存の国道を維持する方が重要だとの意見もあり、地域のインフラ整備に対する考え方が分かれました。
さらに、道路の完成に対する期待感と不安が入り混じっており、工事の遅れや地質調査の難しさについての具体的な懸念も表明されていました。
全体として、地域の人々は高速道路の開通がもたらす影響について真剣に考えている様子が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
私にとって、紀伊半島は聖地だ。
過疎化の著しい田舎にいまさら道路なんて要りません。
新宮まで高速で四時間。
優良業者様が、コンニャク岩盤しかやった事無いから岩盤硬い硬い。
紀南地方をルーツに持つ私にとっては中々興味深い記事だ。