富士通がATM事業から撤退し、2030年に生産と開発を終了する方針を発表。キャッシュレス決済の普及が背景にあり、IT関連サービスに経営資源を集中させる。顧客には他社製品への移行を促す予定。
撤退の時期は2030年を目指しており、現行機種の生産と新規開発を終了する計画です。
この決定の背景には、電子マネーやクレジットカードといったキャッシュレス決済の急速な普及があり、現金を預けたり引き出したりするニーズが減少していることが挙げられます。
富士通は、今後は成長が期待されるIT関連サービス事業に経営資源を集中させる方針です。
また、銀行窓口で使用される営業端末からも撤退することを決定しました。
2024年末以降には、顧客である金融機関に対してこの方針を伝え、他社製品への移行を促す予定です。
ただし、一定期間は保守点検業務を続ける可能性も残されています。
国内のATM事業は、NECや日立製作所、沖電気工業などの他のメーカーも手がけており、富士通の撤退によって市場にどのような影響が及ぶのか注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/263feb8fbfa45d9d5294d0ba60be356844268fc0
富士通がATM事業から撤退した理由について、ネットのコメントでは様々な意見が寄せられました。
多くのコメントが現金需要の減少を指摘し、特にコンビニなどに設置されている小型ATMへの移行が主な原因と考えられていました。
また、銀行が通帳の廃止を進めているため、従来型のATMの需要が激減しているとの意見もありました。
さらに、ATMのランニングコストが高く、銀行が台数を削減するのも無理はないという声もありました。
富士通の金融機関システムが利益を上げていないことや、外注型の請負で生産性や品質が低下しているとの指摘もありました。
これにより、将来的には金融機関からの全面撤退もあり得るという懸念が示されました。
逆に、富士通は公官庁向けのビジネスに重心を移すことで、利益率の高い市場にシフトできる可能性があるとの意見もありました。
一方で、富士通の技術力が低下しているとの批判もあり、AI技術の導入が他社に依存していることが問題視されました。
全体として、富士通がATM事業から撤退することで、業界の変化に柔軟に対応できるかどうかが今後の課題とされています。
ネットコメントを一部抜粋
キャッシュレスだもんな
現金周りの機器も捨てられぬ
銀行としても通帳の廃止を進めている関係で、従来型のATMへの需要は激減しているでしょうから。
ATM１台あたりのランニングコストが１ヶ月30万円とも言われてますからね。
金融から手を引くつもりだな