大船渡市の山火事が発生し、市面積の8%が焼失。震災の教訓を生かした避難支援が行われ、市民への物資供給が迅速に進められています。
要約すると岩手県大船渡市で発生した山林火災は、2月26日に始まり、5日で発生から1週間を迎えました。
この火災により、市面積の約8%に相当する約2600ヘクタールが焼失し、鎮火の見通しが立っていない状況です。
市民4596人には避難指示が出されており、避難所12カ所には1216人、親戚宅などに2805人が避難しています。
大船渡市は、2011年の東日本大震災の教訓を生かし、避難者への支援を強化しています。
特に、震災時に物資供給が滞った経験から、迅速な支援体制が整えられています。
市内のリアスホールでは、250人以上が避難しており、市が発注した弁当の支給に加え、1日2回の炊き出しも行われています。
また、衣類の迅速な分配も実施され、避難者の生活環境が向上しました。
赤崎町大立に住む会社員の佐々木昭浩さんは、震災時には支援がなかったことを振り返り、今回は物資が届くことに感謝の意を示しました。
居住スペースにはテント型の仕切りが設けられ、段ボールベッドが設置されるなど、避難生活の質が向上しています。
市によれば、県と盛岡市からは仕切りとベッド約3000個が初日の夜までに届き、避難者の生活環境が整えられています。
担当者は「震災の教訓が生きた」と語り、今後の支援活動への意気込みを示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d5fc31b90f8277a08c84b60b9d53c1101b3fdf9b