北朝鮮が新型ICBMを発射、86分の飛行で過去最長記録。米本土を射程に入れる可能性があり、国際的な緊張が高まる中での発表が注目されています。
要約すると北朝鮮は2023年10月31日午前7時11分(日本時間)に、平壌近郊から長距離弾道ミサイルを発射しました。
このミサイルは日本海に向けて高角度のロフテッド軌道で飛行し、約千キロメートルの距離を飛行した後、北海道奥尻島の西方約200キロの排他的経済水域(EEZ)外に落下しました。
飛行時間は約86分で、これは過去最長の記録です。
また、ミサイルの到達高度は推定で7千キロメートルを超え、これも過去最高の数値とされています。
防衛省によると、このミサイルは新型で固体燃料式である可能性が高いとされています。
林芳正官房長官は、通常の角度で発射した場合、弾頭の重量によっては射程が1万5千キロメートルを超える可能性があると述べています。
この発射実験は、11月5日に行われる米大統領選を前に、米本土全域を射程に収めるICBM開発の進展を示す意図があると考えられています。
北朝鮮のメディアでは、金正恩総書記がこの発射に立ち会い、「核武力強化の路線は不変である」と発言したことが報じられています。
北朝鮮がミサイル発射を即日で公表することは非常に異例であり、このことからも国際的な緊張が高まる中での北朝鮮の姿勢が浮き彫りになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/faebf1b6082049d7fc0bddf33883a59ba0f26c25