カイコの触角を利用したドローンが、災害現場での要救助者捜索に役立つ技術を開発。探索範囲が5メートルに拡大し、精度も向上。
要約すると信州大学の照月大悟准教授と千葉大学の中田敏是准教授らの研究チームが、カイコガの触角をセンサーに利用したドローンの開発に成功しました。
このドローンは、においの発生源を追跡する能力を持ち、特に災害現場での要救助者の捜索に役立つことが期待されています。
研究の背景には、カイコガの触角がにおいを感知し、電気信号を発する特性があります。
照月准教授は、東京大学での研究を経て、雄のカイコガの触角を使ったドローンを開発しましたが、当初は探索範囲が2メートル程度に限られていました。
そこで、昆虫の行動を参考にして改良を加え、センサー部分をカバーで覆い、空気の流れを制御することで、探索精度を向上させました。
具体的には、ドローンがその場で回転しながらにおいの情報を収集し、推定した方向に進む動作を取り入れることで、探索可能な範囲を5メートルまで拡大しました。
また、センサーの寿命も延び、1~2時間から5時間程度まで向上しました。
さらに、研究チームは蚊の触角を使った新たなドローンの開発にも取り組んでおり、これにより人間のにおいを追跡する能力の向上が期待されています。
今後、この技術がガス漏れや危険物質の検知などにも応用される可能性があり、照月准教授は新しい技術が現場でのサポートに寄与することを願っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dd94275119fc78151cb4d44331a52aa8c3f062d9