AMDが新型デスクトップCPU「Ryzen 7 9800X3D」を発表。479ドルで、ゲーム性能が向上し、冷却効率も改善。8コア16スレッド、96MBのL3キャッシュを搭載し、ゲーミングに最適化されています。
米国での想定販売価格は479ドル(約7万3100円)です。
この新しいプロセッサは、AMD独自の「AMD 3D V-Cacheテクノロジー」を採用し、L3キャッシュを大幅に増強しています。
この技術は第2世代に進化し、増量したL3キャッシュをプロセッサの下に配置することで、冷却効率と最高クロックの両方を向上させています。
これにより、従来のX3Dシリーズでは実現できなかった完全アンロックが可能になりました。
テストによると、先代の「Ryzen 7 7800X3D」と比較して、ゲームの平均フレームレートが8%向上し、特定のタイトルでは2桁の向上も期待できるとのこと。
他社のCPUと比較しても、平均20%のパフォーマンス向上が見込まれています。
また、IntelのCore i9-14900Kとの比較でも、平均フレームレートには大きな差はないものの、1%低フレームレートを最大31%改善できるとされています。
主なスペックとしては、4nmプロセスで製造された8コア16スレッドのCPUで、動作クロックは4.7GHzから5.2GHz、L1キャッシュは640KB、L2キャッシュは8MB、L3キャッシュは96MB、TDPは120Wです。
接続インターフェースとしては、USB 10Gbpsポートが4つ、USB 2.0が1つ、PCI Express 5.0が28レーン利用可能で、最大192GBのDDR5-5600メモリをサポートしています。
内蔵GPUにはRadeon Graphicsが搭載されていますが、一部のレーンはチップセットとの通信用に利用不可です。
これらの特長から、Ryzen 7 9800X3Dはゲーミング性能を重視したユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7c0d14c5281829f487e38f4f8ee1a28f76a521df
AMDの新CPU「Ryzen 7 9800X3D」の発表に対して、ネット上では多くのコメントが寄せられました。
特に、ゲーミング性能が大幅に向上したことに対する期待感が強く、AMDを支持する声が多かったです。
インテルの最新CPUである200Sシリーズが前世代よりも性能が劣っているとの意見があり、ゲーミング性能を重視するならAMD一択という意見が見受けられました。
また、AMDのCPUはマザーボードの流用が可能であるため、コストパフォーマンスの面でも優れているとの意見もありました。
さらに、7800X3Dが高騰している中で、9000X3Dは品薄になる可能性があるとの懸念もありました。
価格が手頃であることに触れ、「7800X3Dが高いのでこちらを買った方が良い」との意見もあり、ユーザーにとって魅力的な選択肢となっているようです。
インテル派だったユーザーがAMDに乗り換えることを考える様子も見られ、冷却性能が良ければかなりの性能を発揮するのではないかとの期待も寄せられました。
このように、AMDの新CPUに対する関心は非常に高く、今後の市場での動向が注目される結果となりました。
ネットコメントを一部抜粋
インテル最新CPUの200Sシリーズがゲーミング性能で前世代を下回る酷い状況でした。
なかなかのお手軽価格でしたね。
次はさすがにAMDかなーと思っていました。
今までIntel派だったけどこれは欲しいと思いました。
冷えればかなりいいんじゃないかと期待していました。