NASAの月探査機「ルナ・トレイルブレイザー」の通信障害と電力問題

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NASAの月探査機「Lunar Trailblazer」が通信障害と電力不足に直面。探査機は水の分布を調査する役割を担っているが、現在連絡が取れない状態が続いている。

要約すると米航空宇宙局(NASA)の月探査機「Lunar Trailblazer」が、打ち上げから1週間以上経過した現在も通信が途絶えたままの状態にあります。

この探査機は、2023年2月26日に米SpaceXの「Falcon 9」ロケットによって打ち上げられ、米Intuitive Machinesの月着陸船「Athena」と共に月へ向かいました。

Lunar Trailblazerは、高解像度揮発性・鉱物マッピング装置「High-resolution Volatiles and Minerals Moon Mapper(HVM3)」と、月面熱マッピング装置「Lunar Thermal Mapper(LTM)」を搭載しており、月の水の分布やその形態、熱的特性を調査する役割を担っています。

月には水が存在することが知られていますが、その分布や量についてはまだ多くが不明です。

探査機は、打ち上げ後に地上との通信を確立しましたが、電力システムの問題を示すテレメトリーを送信した後、2月27日には通信が途絶えてしまいました。

現在、NASAとカリフォルニア工科大学(Caltech)の地上管制チームは、通信の回復を試みていますが、依然として連絡が取れない状態です。

NASAは、通信喪失前のデータから、探査機が低電力状態でゆっくりと回転している可能性があると指摘しています。

探査機が太陽光をより多く受けられるように向きを変えることで、発電量が増加し、状況が改善することが期待されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a1a6ed1232b5ce5c6971ee5f76d540a570a73a52

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