XGの新曲MV公開延期、メンバーの「ほぼキスシーン」が物議を醸す
要約すると韓国を拠点に活動する日本人7人組ガールズグループXGが、新曲『IS THIS LOVE』のミュージックビデオ(MV)の公開を延期した。
この決定の背景には、ティーザー映像に含まれるメンバー同士の「ほぼキスシーン」が引き起こした物議がある。
この映像では、メンバーのJURINとHINATAが向かい合い、唇を近づける姿が映し出されており、ファンの間で「クィアベイティング」ではないかとの指摘が相次いだ。
「クィアベイティング」とは、性的マイノリティを象徴するクィアと、釣りのエサを意味するベイトを組み合わせた言葉で、実際には同性愛者でないにも関わらず、そのように見せかけるマーケティング手法を指す。
これは、LGBTQ+の当事者やその支持者から「卑怯なやり方」として批判されることが多い。
言葉の起源は2000年代にさかのぼり、特に2005年からのドラマ『スーパーナチュラル』や2010年の『シャーロック』において、キャラクター間の関係性が明確に描写されなかったことから議論が生じ、その結果として生まれた。
今回のケースでは、JURINとHINATAのセクシュアリティが明言されていないため、彼女たちがレズビアンであることを匂わせる描写が問題視されている。
このような描写が事実と異なる場合、クィアベイティングとみなされ、また明言されていないにも関わらず事実を匂わせることは、アウティングと受け取られる可能性もある。
XGのファンや関係者は、この問題に対する意見をSNSで活発に発信しており、今後の展開に注目が集まっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e8fb2ecf55587df3b22a99297fda9ef92dfc409b