がん患者団体は、総理の決断を評価しつつも、秋までの議論期間が短すぎるとの懸念を表明。丁寧な議論を求める声が上がっています。
全国がん患者団体連合会の轟浩美理事は、秋までの議論期間が短すぎるのではないかと疑問を呈し、丁寧な審議が行えるかどうか不安を抱いていると述べました。
彼は、過去の案が厚生労働省の審議会でわずか1カ月程度の短期間で審議されたことを指摘し、そのプロセスが再び繰り返されることへの懸念を表明しました。
また、天野慎介理事長も同様に、形式的な議論ではなく、患者団体を含めたデータに基づいた真剣な議論が必要だと強調しています。
彼らは、総理の決断で引き上げが見送られたことに対しては評価を示しつつも、今後の進め方に期待を寄せています。
患者の声が反映されるような議論が行われることが、今後の重要な課題となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7e24499602fe966eb9902e4100a02b7f8c0c29f0
がん患者団体が求める丁寧な議論と評価の声に関するコメントでは、国民皆保険制度や高額医療制度の意義が強調されていました。
多くのコメントが、患者が治療を受けやすい環境が整っている一方で、延命治療を選ぶ傾向があることに懸念を示していました。
特に、高齢の親が自然な最期を希望しているにもかかわらず、子供が治療を強く求めることで、結果的に寝たきりや副作用に苦しむケースがあると述べられていました。
このような状況から、医療費の適切な使い方についての議論が必要であるとの意見がありました。
さらに、高齢化問題が進行する中で、国民皆保険制度の持続可能性に対する疑問も提起され、治療を続けることが生死に直結する人々への配慮が欠けているという指摘もありました。
また、政治家の現実感の欠如や、医療制度の見直しが必要であるとの声が上がりました。
全体として、医療制度の改善と、患者の選択肢を尊重した議論が求められていることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
国民皆保険制度とか高額医療の補助があるから、患者は治療を受けやすいけど、
治療する、しないは個人の自由だけど、高齢の親が自然な最期を考えていても、
高齢化問題を迎えた先進国では必ず発生する、解決策の無い難題ですね。
年収半分も社会保険料を取られるこの国で、高額医療制度だけは唯一いい制度なのに、
どんどん高額になっていくしいつか支援できなくなるかもしれないししっかり議論して見直ししないとね。