コストコが会員制度を強化し、ネットフリックスのように収益を増加させる可能性があるとモルガン・スタンレーが分析。会員数は約400万人増加する見込み。
要約するとコストコは、会員制度の強化を通じて、ネットフリックスのように収益を増加させる可能性があると、モルガン・スタンレーのアナリストが分析しています。
具体的には、コストコのアメリカにおける会員数が約8%、すなわち400万人増加する可能性があるとされています。
この増加は、コストコが店舗入り口に会員証スキャナーを導入したことに起因しており、これにより非会員の買い物客が会員に転換する「コンバージョン率」が非常に高いことが報告されています。
モルガン・スタンレーのリテールチームは、コストコの新しいテクノロジー導入により、以前は非会員だった客が年会費を支払い、会員数が二桁で増加していると述べています。
また、ネットフリックスがパスワード共有の規制を行った後に会員数が13%増加した事例を引き合いに出し、コストコでも同様の収益増が期待できるとしています。
収益面では、新規会員の5人に1人が高額のエグゼクティブ会員であれば、年会費だけで約3億2400万ドルの収入が見込まれます。
さらに、既存のゴールドスター会員とエグゼクティブ会員の比率が50:50に近い場合、新規会員の加入によって最大で4億ドル近くの収益増が期待されると分析されています。
コストコの会員制度の強化は、業界全体においても注目される動きとなっており、今後の展開が期待されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f05d980a4d978c104dfbd700936ef53514069eb1