東京電力が福島第一原発2号機のデブリをつかむ映像を公開。デブリは直径5mm、重さ3g以下で、取り出し作業の進展が確認された。週明けには放射線量を測定し、問題がなければ茨城県の施設に搬出予定。
この映像では、特別に設計された装置の先端がデブリをつかみ上げる様子が映し出されています。
公開された映像は、10月31日に撮影されたもので、デブリは直径約5mm、重さは3g以下と推定されています。
デブリの取り出し作業は、これまでいくつかのトラブルに見舞われており、パイプの接続順序を誤ったり、取り出し装置に取り付けられたカメラの映像が途切れるなどの問題が発生していました。
しかし、今回の映像公開により、作業が着実に進行していることが確認されました。
つかみ上げられたデブリは、週末にかけて原子炉格納容器の外に出され、その後、放射線量の測定が行われます。
測定の結果、作業に問題がないと判断されれば、デブリは茨城県の研究施設に搬出される予定です。
この取り出し作業は、福島第一原発の事故後の復興に向けた重要なステップであり、今後の進展が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/072f4ac2e14407968fa876026dc939a8d239f2db
福島第一原発2号機のデブリ取り出し作業に関するコメントは、多様な意見が寄せられました。
まず、放射線耐性の研究が進展していることが取り上げられ、東大の國枝先生によるクマムシの研究から、放射線耐性に寄与するタンパク質が発見されたことが紹介されました。
これらのタンパク質は医療や農業への応用が期待されており、さらにはNASAが宇宙飛行士の放射線耐性を強化するための研究を行っていることも言及されました。
将来的には、デブリ取り出し作業にもこの研究が役立つ可能性があるとの意見がありました。
一方で、取り出したデブリの保管や処理方法についての懸念も多く寄せられました。
現時点で日本には核廃棄物の保管場がなく、今後の方針が不透明であることに対する不安が示されました。
また、格納容器内のデブリ回収作業の限界についても触れられ、1回の作業で回収できる量が非常に限られていることが理解されたと述べられました。
さらに、デブリ取り出し作業の進展を「偉大な一歩」と評価し、万博での展示を提案する意見もありました。
多額の税負担や汚染問題に言及しつつ、万博の趣旨と関連付けて意義を見出す声がありました。
このように、様々な視点からの関心が寄せられ、今後の進展に期待が寄せられていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
放射線耐性の研究が進んでいます。
取り出した後の保管方法や処理方法が決まっていないのにどうするつもりなのだろうか?
格納容器内のデブリの回収は1回の作業で3gが限界ということがよく分かった。
偉大な一歩なので万博に出せばいいと思う。
多額の税負担 汚染 など万博の趣旨とも完全一致。