京王電鉄が9000系のリニューアル車両を公開。新車並みの車内デザインに変更し、2025年から運行開始。座席やドアも改良され、省エネ性能も向上。
このリニューアルは、2006年に登場した9731編成を対象としており、約20年の使用を経て大規模な改修が行われました。
新車並みの車内に生まれ変わったこの車両は、サンリオキャラクターのラッピングトレインとして、2025年3月10日から運行を開始する予定です。
9000系は京王電鉄の主力車両で、10両編成が都営新宿線への直通運転に対応し、8両編成は京王線内のみで運用されています。
リニューアルにあたり、車両デザインは「パノラミックウインドウ」を採用し、初代5000系を彷彿とさせるスタイルに仕上げられました。
リニューアルの目的は、車両の長寿命化を図ることで、京王電鉄は今後も年間1～2編成のリニューアルを進める計画です。
新しい車両は、車齢50年程度までの使用を視野に入れており、今後のリニューアル計画には8両編成も含まれる可能性があります。
車内はほぼ全面的にリニューアルされ、デザインはモノトーンで統一され、全車両にフリースペースが設置されるなど、利用者のニーズに応えています。
座席も改良され、八王子市の伝統工芸品をモチーフにしたデザインに変更され、座り心地が向上しました。
また、ドアも全て交換され、冷たい印象が和らげられ、開放感のあるデザインに変わりました。
インバータ制御装置は省エネ性能が向上し、現行の9000系と比較して約20％の省エネを実現しています。
リニューアル車両の外観変更については今後検討される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f4d4544c2b40ba6212b81823e5095b68ca309b85
京王電鉄の9000系リニューアル車両に関するコメントは、リニューアルの徹底さや車両のデザインに関する評価が多く見られました。
特に、ドアの形状がJR東の「走ルンです」を彷彿とさせる点が注目され、リニューアルによって車両の活躍が期待されるとの意見がありました。
また、CO2排出量を抑えたモーターの採用や、車内の印象が変わったことが乗り心地にどのように影響するかについての関心も寄せられていました。
さらに、今後の新形式2000系や9000系の運用についても意見があり、特に都営新宿線への直通運用が9000系に依存する可能性が指摘されていました。
8両編成のリニューアルについても疑問が呈され、編成の組み替えやワンマン化の可能性が考えられていました。
快適性に関しては、寒冷地向けの設計に不満を持つコメントもあり、特に冬場の寒さに対する配慮が不足しているとの声がありました。
全体として、9000系のリニューアルは期待されているものの、運用や快適性に関する課題も残されていることが浮き彫りになりました。
ネットコメントを一部抜粋
京王の車両のリニューアルは、これまでもドアまで替えるほど徹底的に行われていた。
今の状態でもCO2排出量は抑えられているモーターを使われている。
寒冷地の八王子や高尾に向かう路線なのに、車両間の貫通扉がなかったり片側だけだったりする。
7000系が魔改造を経て登場40年で既に廃車進行中、6000系もデビュー40年弱で全廃を考えると、2040年がひとつの区切りかと思われます。
新宿線の車両は短命なんだけど京王が長寿なのは工場があるかどうかかな。