大学でのAI使用を巡る退学騒動と学生の反論

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大学でAIを使用したとして退学処分を受けた学生が、処分撤回を求めて訴えを起こしました。全米初の事例で、AIの扱いが教育現場での新たな課題となる可能性があります。

要約すると米ミネソタ大学で、博士課程の学生Haishan Yangさんが試験中にAIを使用したとして退学処分を受け、学生ビザも剥奪されるという事件が発生しました。

この事例は全米初のAI使用による退学処分として注目を集めています。

Yangさんは、試験の論文作成においてAIを使用していないと主張し、大学に対して処分の撤回を求めて訴訟を起こしました。

問題となったのは、昨夏にモロッコからリモートで受けた試験で提出した3本の論文です。

教授陣は、論文に「授業でカバーされていない概念」が含まれていることを理由にAI使用を疑い、Yangさんを退学処分にしたのです。

具体的な証拠としては、ChatGPTで生成された回答に特有の略語が使われていることや、課題文をプロンプトとして使用した場合の構成や内容の類似性が挙げられています。

これに対し、Yangさん側は「偶然の一致であり、教授側の指導にも問題がある」と反論しています。

さらに、彼には過去にも類似のケースがあり、その際は警告だけで済んでいましたが、今回は大学との関係が悪化していたことも影響しているようです。

Yangさんは、大学から奨学金をカットされ、圧力を受けていた経緯があり、この事件はその延長線上にあると考えられます。

現在、Yangさんは訴状を書く際にChatGPTを使用したと明かしており、大学内でのAI使用が一般化している中でのこの騒動は、今後の教育現場におけるAIの扱いについて多くの議論を呼ぶことになるでしょう。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6f5be27805c6636395e6825361ca6afefb85e592

ネットのコメント

大学でのAI使用を巡る退学騒動についてのネットのコメントでは、AIの利用が教育の一部として受け入れられるべきだという意見が多く見られました。

コメントの中には、AIをツールとして上手に使うことが求められる時代において、教育課題の作成や採点方法も進化すべきだとの声がありました。

また、AIの使用が学力と異なるため、アナログテストの必要性を訴える意見もありました。

大学側がAI使用を理由に退学処分を下したことに対して、学生が反発する状況は、過去の宿題や読書感想文におけるWikipediaの使用問題と比較され、多くの人が共感を示しました。

さらに、AIの出力に対する過信を警戒する意見や、AIの限界についての考察もあり、実際の利用方法を見極める必要性が強調されました。

全体として、AIの利用は今後の教育において重要なテーマであることが浮き彫りになりました。

ネットコメントを一部抜粋

  • AIがツールとして一般的になっていく中では
  • 今エクセル使って計算はだめだ、電卓だろとかももうなくなってきてるし。

  • 裁判の争点がAI使用の有無という今後のAI業界にとって重要な裁判になりそうですね
  • 大学が「試験でChatGPTを使ったから退学」と突きつける一方、学生が「訴えてやる!」と反発するこの状況
  • 思考停止して、AIを使うのは悪いことだと一辺倒に捉える考えは一掃されるべき。

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