マカオ税関が着衣の下に隠す手口による密輸事案を11件摘発。中古スマホや電子部品が多く、関与者は全員起訴された。
要約するとマカオ税関は、最近の密輸行為に対する取り締まりを強化しており、特に着衣の下に隠す手口による中古スマートフォンや電子部品の密輸出事案が相次いで摘発されています。
2025年3月8日の発表によれば、2月28日から3月6日の間に、マカオと中国本土との主要な陸路の玄関口である關閘及び青茂イミグレーション施設において、11件の密輸事案が発生しました。
これらの密輸品には、中古CPU48個、中古スマートフォン212台、中古メモリ40個、中国白酒3本、紙巻きたばこ200本が含まれています。
特に、紙巻きたばこについては中国本土からマカオへの持ち込みが試みられ、その他の10件はマカオから中国本土への持ち出しを狙ったものでした。
税関職員は、密輸者の不自然な歩き方や人混みに紛れ込もうとする不審な動きに注目し、非接触型ボディスキャナーを用いて詳細な調査を行い、身体の腹や腰回りにラップで巻き付けるなどして隠された密輸品を発見しました。
摘発された11人の関与者は27歳から71歳までの中国本土、マカオ、香港の住民であり、全員が最高10万パタカ(約185万円)の罰金が科される対外貿易法違反で起訴されています。
ウィズコロナ転換による水際措置の緩和以降、マカオと中国本土、香港との往来が容易になったことで、運び屋が関与する密輸事案が増加しており、特に着衣の下に隠す手口が目立っています。
税関は市民に対して、出入境における携行品の法令遵守や運び屋行為への従事を避けるよう呼びかけており、今後も水際での取り締まりを強化する方針を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/da83520cee82013a095875d3979f17b4a7be484a