OpenAIがChatGPTにAI検索エンジン機能を統合し、グーグルに挑戦。ユーザーは情報を要約して得られる新機能が利用可能に。
この新機能は、インターネット検索市場でグーグルに挑戦するもので、ChatGPTの有料版である「ChatGPT Plus」と「ChatGPT Team」に同日から利用可能となりました。
無料版ユーザーへの展開も今後数カ月内に予定されています。
この検索エンジンは、7月に「SearchGPT」として約1万人のユーザーとメディアにテストされていました。
SearchGPTはOpenAIのAIモデルを活用し、ユーザーが質問を入力すると、ウェブサイトからの情報を要約し、引用リンク付きの簡潔な説明を提供します。
例えば、特定の音楽フェスティバルを検索すると、関連するフェスティバルの一覧とそれぞれのウェブサイトへのリンクが表示され、サイドバーには日程やチケット情報などが表示される仕組みです。
OpenAIはこの1年で、AP通信やフィナンシャル・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルなどのメディア大手と提携し、これにより各社の記事をChatGPTでの回答やAIモデルの訓練に利用することが可能になりました。
メディア側は、自社の記事がどのように表示されるかを管理できることが説明されていますが、著作権に関する問題も抱えており、特にニューヨーク・タイムズはOpenAIとマイクロソフトを相手取って、同社の記事が違法に使用されているとして訴訟を起こしています。
OpenAIは訴訟の一部取り下げを求めていますが、現在も法的な争いが続いています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/082856a64757e615333a2a3bc2b3ee3e55f2191a