地震に強い住宅の選び方には注意が必要で、壊れにくいが倒れやすい構造も存在することを解説。特に1階と2階の強さのバランスが重要です。
この記事では、壊れやすいが倒れにくいマンションと、壊れにくいが倒れやすいマンションの選択肢を考察し、特に戸建て住宅における1階と2階の強さのアンバランスについて詳しく解説しています。
強さや強度は建物の耐震性において重要な要素ですが、実際には強すぎる部分が他の部分の強度に悪影響を及ぼすことがあります。
具体的には、2階が過度に強化されることで、1階が壊れやすくなるという問題が指摘されています。
これは、2016年の熊本地震においても多くの倒壊事例が見られたことからも明らかです。
2階の強さが1階に与える影響は、硬さに起因するもので、硬い建物は柔らかいものよりも揺れやすく、加速度が大きくなる傾向があります。
このため、地震の際に1階にかかる力が増大し、結果として壊れやすくなるのです。
また、部分的に強い構造は全体的に弱くする可能性があり、エネルギーの蓄積の仕方にも影響を与えます。
つまり、2階が硬く強いと、1階が多くのエネルギーを吸収しなければならず、変形が大きくなり、壊れるリスクが高まるということです。
このように、耐震性についての誤解を解き、バランスの取れた設計が重要であることを理解することが、地震対策の一環として必要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d76d969b3a6819149e37f99cf0b79224285bcf5c
コメントでは、地震に強い住宅の設計について多くの視点が提供されていました。
特に、建物の形状が耐震性に与える影響に関する意見が目立ちました。
例えば、窓のない正方形の建物が最も耐震強度が高いとされ、長方形の建物がそれに続くとの指摘がありました。
また、一戸建てにおける雑壁の重要性も強調され、これが耐震強度に寄与することが示されていました。
さらに、地震の影響を軽減するために、土台に土盛りや砕石を利用する手法が提案され、これが建物のダメージを軽減する可能性があるとの意見もありました。
また、震度7を超える大地震の際には、建物の「壊れる」や「倒れる」といった問題が個々の生活や金銭面に大きな影響を与えることが指摘されていました。
特に、建て替えや移住が必要になる場合が多いとされ、どのような建物を選ぶかは個人の価値観に依存するとの意見がありました。
さらに、戸建ての平屋が理想的であるとの考えや、ドーム型の建物が地震に強い可能性についての興味深い提案もありました。
最後に、地盤の状態が耐震性に与える影響についても言及されており、特に軟弱地盤での地震の揺れが大きいことが指摘されました。
これにより、建物の耐震性がどれだけ高くても、基礎が地盤に依存するため、地盤の強さが重要であるとの結論が導かれていました。
ネットコメントを一部抜粋
実は一番耐震強度が高いのは、窓のない正方形の建物。
その時補修できるのか。
またその費用はどれくらいなのか。
敷地と資金に余裕があれば戸建ての平屋が一番良いな。
最近の一戸建ては皆、窓が少ない上に窓が小さく。
人命第一なので壊れても良いが倒れない建物にしなければならない。