ポッドキャスターは解約率低減を重視し、横断プロモや年間割引を導入。解約問題への対策が進行中。
特に、番組間の横断プロモーションやバンドル戦略を強化し、年間割引や無料フィードの提供など、サブスクライバーを維持するための価格戦略が各社で実施されている。
解約率が高い番組カテゴリーが特定されており、リスナーの定着を促す新たな機能の導入が進められている。
ポッドキャストサブスクリプション事業は成熟期に入り、ポッドキャスターはこの収益源を開拓し続ける中で、パブリッシャーが長年取り組んできた「解約」という課題に直面している。
このテーマは、2月19日から21日に開催されたポッドキャスト事業のサミット「オンエア・フェスト」で取り上げられた。
多くのポッドキャストサブスクリプションサービスが年間目標の節目に達しつつあり、流入データが増加する中で、ポッドキャスターは前年比でどれだけ多くのサブスクライバーを維持できるかを追跡し始めている。
解約率を「1%未満」に抑えることを目指すために、解約問題は優先順位が高まりつつある。
サポーティングキャストのデビッド・スターン氏は、サブスクリプションの初年度は月間解約率が1%未満であるべきで、理想は0.5%未満だと述べている。
また、5~10年続いたサブスクリプションについては月間解約率が3%未満であるべきだと付け加えた。
オンエア・フェストの分科会では、解約への対策として、別の番組のチャンネルでプロモーションを行い、サブスクライバーが興味を持つ他のポッドキャストを紹介する取り組みが紹介された。
技術的なアルゴリズムは使っていないが、リスナーが戻ってくるように工夫を凝らしている状況が語られた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/29019360e17b961153225661226edc79a9f87276